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型枠とは、構造材料であるコンクリートを所定の形状、寸法に作るための鋳型の役目をする仮設材です。

また、型枠はコンクリートの仕上がりの精度や、打ち放しの表面の美しさ、外壁にデザイン施すなど、それを確保する観点で適切な材料を選ばなければいけません。
そういう意味では「仕上材」だという言い方もできます。

「型枠」=「せき板」+「支保工」です。
「せき板」(合板ベニヤなど)がコンクリートを受けて形を作る部分と、「支保工」は「せき板」が動かないように支えているものです。

型枠大工として一人前になるには5年、職人になるには10年かかるほど、高い技術と経験が要求されます。
垂直精度±3mmが一般的な許容範囲で、これ以上歪みがでると建物の強度や品質に大きな影響が出てしまいます。
コンピューターを使わず人間の手で図面との誤差を±3mm以内に収めるのが型枠大工の仕事です。

時々、テレビのニュースで海外のコンクリート製の建物が突然崩れたという信じられない映像を目にする事がありますが、これが日本ではあり得ない話で、全世界を通しても日本の型枠大工の精度に対するこだわりは相当高いと思います。

今年で令和となり、現代、未来の建築には欠かせないものが型枠大工です。
昔からの伝統的な工法と、現代の先進技術を兼ね備えた、奥が深い専門職です。